INTRODUCTION

イントロダクション

フィル・ティペット監督『マッドゴッド』や堀貴秀監督『JUNK HEAD』、チリの『オオカミの家』など、近年脚光を浴びるストップモーション・アニメの新たな話題作が日本に上陸。本作は、フランシス・ベーコンやクライヴ・バーカー作品を彷彿とさせるホラーテイストでダークなストップモーション・アニメと実写を交錯させながら、重層的な恐怖とスリルを与える珠玉のサイコロジカル・ホラーだ。シッチェス・カタロニア国際映画祭審査員特別賞をはじめ、世界各国の映画祭でも絶賛された。

主演は、『ナイチンゲール』、大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目を集め、近年も『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』など活躍目覚ましいアシュリン・フランチオージ。監督はストップモーション・アニメの短編「Bobby Yeah」が英国アカデミー賞最優秀短編アニメ賞にノミネートされたイギリス人監督ロバート・モーガン。本作は彼の記念すべき長編監督デビュー作となる。

STORY

ストーリー

偉大なストップモーション・アニメーターであるスザンヌ・ブレイクの愛娘エラは、母の病により中断された作品を完成させようと奮闘する。しかし、独力では作業が進まず、偶然出会った謎の少女の力を借りながら制作を進めるが、次第に現実と虚構の壁が崩壊し精神的に追い詰められていく...。

DIRECTOR

監督プロフィール

監督・脚本
Robert Morgan

イギリス出身。実写とストップモーション・アニメーションを駆使した独創的なホラー作品で知られる。
短編映画やアニメーションで高い評価を得ており、サンダンス映画祭やクレルモンフェラン国際短編映画祭など、様々な国際映画祭で上映され、数多くの賞を受賞している。これまでに60以上の国際的な賞を獲得し、作品はイギリス映画協会 (BFI) のナショナル・アーカイブにも収蔵されてる。また、実写作品ではホラーアンソロジー『ABC・オブ・デス2』(2014)にもヴィンチェンゾ・ナタリ(『CUBE』)やアレクサンドロ・バスティロ&ジュリアン・モーリー(『屋敷女』)といった監督たちと共に参加している。
本作はモーガンの長編映画監督デビュー作であり、ストップモーション・アニメと実写を組み合わせた心理ホラーとして注目を集め世界中の映画祭で高く評価されている。

フィルモグラフィー

2019 :

TOMORROW I WILL BE DIRT

2013 :

INVOCATION (Channel 4)
*2014年BAFTA短編アニメーション部門ノミネート
*ブリティッシュ・アニメーション・アワード 2014 最優秀短編映画賞

2011 :

BOBBY YEAH
*2012年BAFTA短編アニメーション部門ノミネート
*クレルモンフェラン短編映画祭 審査員特別賞映画祭

2003 :

THE SEPARATION

CAST

キャスト

エラ
Aisling Franciosi

1993年、アイルランド出身。アイルランド系イタリア人。英国アカデミー賞ノミネートのアーラン・キュービット監督によるBBCの犯罪ドラマ「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」(13-16)で一躍注目される。2016年にはHBOの大ヒットシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン6、7(16、17)に物語の鍵を握るリアナ・スターク役で出演。映画でも2018年、前作『ババドック ~暗闇の魔物~』(14 )で注目を集めたオーストラリアのジェニファー・ケント監督『ナイチンゲール』がベネチア映画祭で二冠(マルチェロ・マストロヤンニ賞、審査員特別賞)を獲得し世界的な評価を受ける。主な出演作に『ジミー、野を駆ける伝説』(14) NETFLIX 『消えない罪』(23)『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』(23)『スピーク・ノー・イーブル 異常な家族』(24) などがある。

スザンヌ
Stella Gonet

1963年、スコットランド出身。主な出演作に『わたしは生きていける』(13)『スペンサー』(21)『伯爵』(23) などがある。

トム
Tom York

イギリス出身。主な出演作にTVシリーズ「Olympus(原題)」(15)「風の勇士 ポルダーク」(15-19)などがある。

少女
Caoilinn Springall

アメリカ出身。2020年のNetflix映画「ミッドナイト・スカイ」でジョージ・クルーニーと共演し一躍注目を浴びる。主な出演作にキット・ハリントン主演『The Beast Within(原題)』(24)などがある。

ポーリー
Therica Wilson-Read

イギリス出身。主な出演作にNETFLIXシリーズ「ウィッチャー」(19-23)、『Back to Black エイミーのすべて』(24)などがある。