“私の人生には娘が必要なの”
思いもよらない妻の、母の決断に、家族は大きく揺さぶられる―
ジャスミンは、夫と3人の息子たちに囲まれ、オーナーを務めるヘアサロンは大繁盛と、満ち足りた日々を送っていた。しかし40歳を迎えた頃、父の死をきっかけに異変が起きる。金髪の少女を父から託される夢を繰り返し見るようになり、自分の人生には「娘」が必要だという想いに囚われるようになる。ジャスミンは養子縁組で娘を迎え入れることを決意するが、それは幸せだった家族に大きな波乱を巻き起こすのだった。
イタリア国内での養子縁組はハードルが高く、それをクリアしたとしても性別を選ぶことは許されていない。家庭内が疲弊していく中、夫から「あきらめるんだ。家族のために」と諭されたジャスミンは一度は断念したものの、どうしてもあきらめきれず国際養子縁組という手段を選ぶ。そうして一家が下した、大きな決断とは――。






マリレーナ・アマート
養子を迎えたいと望む人が孤独を感じずに済むように、この映画に関わることを決めました。すべてが不可能に思えた時に、映画を観ることで「やるしかない」と思えるようになればいいと思っています。リハーサルはとても濃密でした。まるでその瞬間に戻ったかのようで奇妙な既視感があり、それでも感情はリアルでした。